追憶の詩 -浮世抄華-


数日後。




「りょ~う~ちゃ~ん」




「ひぎゃっ!」




後ろからいきなり沖田さんに肩を叩かれ、私は悲鳴を上げた。



肝試しの一件以来、私は沖田さんにこうやって驚かされる事が多くなった。




受け身を取ろうにも、彼は綺麗に気配を消して来る為、取れずにいる。






< 88 / 155 >

この作品をシェア

pagetop