追憶の詩 -浮世抄華-


「…っ!?」




私は布団から跳ね起きた。




「はぁ、はぁ、は…っ」




息が上がり、背中には汗が伝った。




どうやら、夢だったらしい。




でも、足を掴んでいた浪士達の手の感触は現実と錯覚してしまう程だった。




「はぁ…――」




私は気分を変えようと、外に出た。






< 92 / 155 >

この作品をシェア

pagetop