またいつか
_出逢い_
「紗亜、彪真達そろそろつくみたい。外で待っておこう。」
「オッケー。わかった」
少し待ってたら自転車で2人乗りした彪真と友達が来た。
「遅かった?」
「ううん。今来た♪」
彪真と紗亜が会話してるなかで友達…が気になった。
見た目、怖い。
初めて見た。
「彪真~友達名前何?」
「ん…。大輝だよ」
これが大輝との出逢いだった。
「近くの公園行く~?」
「うん。行こう」
4人で近くの公園に移動した。
でもさすがに中学生だから誰も公園で遊ばなかった。
近くの階段に座って4人で他愛もないことを話し合ってた。
大輝は見た目は怖かったけど、話してるうちに怖い感情はなくなっていた。
彪真と大輝がふざけあってるのを見てるのが楽しかった。
大輝はタバコ吸う時はしたの方に移動して吸ってた。
たぶん私達が吸ってないから気つかってくれてると思う。
大輝が下に移動したら、彪真もタバコ吸いに下に移動した。
「大輝ライター持ってる?」
大輝はポケットを探している。
「ん~上に忘れたかな…」
「上?杏奈達がいるところ?」
大輝はここに視線を向けた
「そうだよ。」
「杏奈~ライターある?」
回りをさがした。
赤いライターが置いてあった。
少し高そうなライターだった。
「あるよ~」
「投げて。」
え?ちゃんとキャッチしてくれるかな?
「…ぢゃあいくよ。」
「うん。」
「「1.2.3はい~」」
投げるとライターは彪真の前で落ちて、手に届くことなく地面に…落ちた。
「ごめん!!」
怒られると思って精一杯に謝った。
彪真はビックリしている様子だった。
でも、大輝は怒ることなく
「大丈夫だよ。」
といってくれた。
本当に悪いと思いながらも怒られないことに一安心した。
もう暗くなったってのもあって、帰ることにした。
彪真と大輝が団地の前まで送ってくれた。
家に帰るとベットに潜りこんだ。
今日あったことを思い出した。
大輝と逢うのは初めてだったけど、楽しかったな。
ねぇ、大輝も同じこと考えてくれていましたか?