光へ
 健一くん:『俺、帰るわ〜ほなさいなら〜』


理恵:『待って!逃げんの!』

自分が、よくそんな言葉を言えたもんだ。


紀利さんと礼二さんは席を外してくれようとしたけど
居てもいいと言った。

ただ心細かっただけだけど。


私はどうゆう事なのか礼二さんから聞いた事を
健一くんに問い詰めた。

アッサリ健一くんは認め、ガッカリしたその後に



健一くん:『遊びだって事も気付かなかった奴がバカぢゃね〜?
中坊のガキに本気になるはずねぇべ♪
つか俺が女と居る時にさぁ泣きながら電話かけてきやがって、焦ったから↑
疑われたべや!』

賢との事で電話した時だ。

焦っていたのは隣に女が居たせいだったんだ。


 その時、礼二さんが立ち上がり
怒りに満ちた顔で健一くんに向かっていこうとした。


とっさに私は健一くんの頬を叩いた!!!



皆、放心状態。。



たぶん礼二さんも殴ろうとしたんだろう
でも私のせいで悪者になってほしくない
それに私だって腹が立った。



健一くん:『気が済んだか?俺、帰るな♪ぢゃ。』

腰が抜けた。

スッキリはしたけど、人を叩くなんて初めてだったから。


2人は爆笑していた。



紀利さん:『理恵〜よくやったよ〜☆
成長したね!』

紀利さんが理恵と呼んでくれた。
なんか近くなれた気がする。



理恵:『ゴメンナサイ…友達なのに…』


礼二さん:『いいんだ↑あんな奴、友達なんかぢゃねぇよ!』


その後、1時間延長で歌い直した。
私も気にせず歌える事ができた。




 健一くんと付き合って
やっと幸せな毎日を過ごせてると思ってた。

でも思ってただけ。
これで、全て解決した。

本当にリセットされたんだと思う。

明日から新たな毎日を送ろうと
心に決めた。

また1つ大きくなれた気がした。

今までの事は忘れよう。

今の自分を楽しもう。





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