光へ
   〜次の日から〜
 家にこもる事をやめ
毎日のように遊び歩いた。

紀利さん、沙羅、同じクラスで新しく仲良くなった友達。

時々、豪輝とも。
平凡な毎日だったけど楽しかった。


そして冬休みが終わる。
もう何が起きても怖くない!





   〜新学期〜
 私は3年生が引退したバレー部に居た。
もちろん、実力がついていけるはずがない。

マネージャーとしてだ。
海美が居ても気にせず仕事をこなした。

海美とのケンカが原因で学力低下と偽って辞めた部活だったけど

結局、学力は下りに下って底知れず。

私はバレーが好きだったんだと気付き戻った。

皆も快く受け入れてくれた事だし。



学校生活の中だと蓮音と心菜とはまだ和解できてないけど

杏とは普通に話したりもするようにもなった。


学校に休まず来て
色んな事と戦って良かったと思えた。

何事も逃げちゃいけない

そう気付かせてくれたのは
私になんらかの試練を与えてくれた皆。

今なら、ありがとうと言いたい。





    〜卒業式〜
 それなのに順調に卒業を迎えた日
あの人から連絡がくるなんて
思ってもみなかった。

まだ私の試練は終わってなかったのか。




▼ 久しぶり!出来れば話す時間がほしい。▲
   賢一




どうするものか。

今の私は怖いものなんてない!

夜に電話で話す事になった。





< 61 / 62 >

この作品をシェア

pagetop