光へ
帰り道、さっきの事を含め
考え事をしていた。



『理恵ちゃ〜ん!』


劉樹だ。



理恵:『まぁたタバコ吸ってんの?
いい加減バレるよ?』



劉樹:『大丈夫だってぇ〜
俺を誰だと思ってる!的場工業の長男だぞ〜』



ちょっと普通とは外れた社長の息子。


だから周りゎ劉樹に逆らう事が出来ないが。



理恵:『とか言って、親からなまらヤキ入るの劉樹だろ?』



自分の息子にはかなり厳しく
他人に優しい親だった。



劉樹:『あっ…うん…まぁいいべいいべ〜
理恵ちゃんも吸うべ?』


(本当なんにも考えてない気楽な奴。
タバコかぁ…吸ってみようかな…。)



理恵:『あぁ1本貰うわ』



ちょっと驚いた顔で
劉樹の吸い始めたばかりのタバコをくれた。



劉樹:『珍しい〜どしたん?(笑)』


理恵:『部活辞めたからさ』


劉樹『辞めたの?俺なんか幽霊部員だぞ?
在席だけしときゃ良かったのに〜。
あっっ!訳あり?』


(海美とケンカしてハブかれてるなんて言えないし。)


理恵:『勉強の為だよ』



なんて話してる時!!!




『おい!!!何やってる!!!』



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