Sincere Love


でも、こんな綺麗な男の子が私を助けて運んでくれたなんて。



かっこいいし、優しいんだ…素敵すぎる。



しかも、この男の子、見るからに身長170㎝もなさそうなのに、160㎝近い私を本当に運んだのかな?



「嘘じゃない。ホント。てかアンタ運動部だったりする?他のより柔らかくなかったし、ちょっと重かった気がする。だから少し疲れた。身体は引き締まってるし、悪い意味じゃなくてね。筋肉質だよな。」



きっとこの子は素直なことを言ったんだろう。
顔がいたって真面目だ。



でも…



「な、なによ変態!ごめんなさいね重くて!バリバリ運動部でしたよ!」



初日から男子に体重のことを言われるなんて。



急に違う意味で恥ずかしくなって、ベッドにあった枕を投げつけた。
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