そんな君に恋をした。
こうやって




「つうか、あたしらこれから中2なんだね、実感ないわー」


「ふふ、そうだねー」


「あたしが先輩かー…」


「これで部活とかの雑用は新入生がやってくれるから、楽なんじゃない?なんてね」


「あはっ、それはある(笑)」





今日だけで、何度も優奈と繰り返したこの会話。

だって本当に実感ないからね。


2年生かー…
なにか楽しいことがありますように。




「ね、ひよひよ、新しい担任の先生、かわいいかな?」


「優奈、毎年そればっか(笑)」



繰り返したといえば、優奈から毎年聞くセリフといえば、これ。


ふわふわとして、天然っぽい優奈は、雰囲気に似合わず、かなりの面食い。

しかも、面食いなのは女の子にだけ。



優奈はなんていうか、ただの美少女好きな変態。

顔や仕草、声や性格からはまったく想像出来ないそんな優奈のギャップに、驚く人は多い。


てか、たぶん驚かない人なんていないぞ。




まあ、そんな優奈があたしは好きだけどね、うん。


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