高野先生の腕のなか



あんな、自尊心の塊のような奴に、私は数ヶ月も恋していたのだ。


高野を代わりにしてしまっていたのだ。


そうだ。高野のことを、好き勝手言わせてしまった。


なんてことだ。


本当に、私の、馬鹿。



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