高野先生の腕のなか



助かった。今日は何事もなく速やかに帰れそうだ。


机まで近づいたとき、ふと、昨日のことを思い出した。


あの女性のこと。


聞くか?


どうせ捨てた想いなら、最後にそのことを聞いてスッキリした方が良いのかも知れない。



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