高野先生の腕のなか



じゃあ、さっきのはなんだ。


何故距離を置いてしまったんだ。


相談に乗る教師という立場としては、まずは自分から生徒を受け入れなければならないのに。


『僕で良かったら、話聞くよ』


そんな風に彼女を遠ざけた。



.
< 191 / 357 >

この作品をシェア

pagetop