高野先生の腕のなか



高野は、普通だった。


私に触れようとしない以外は、普段と変わりなかった。


高野はきっと、私が拒んだから距離を置いたのだ。


これで良い。


…はずなのだが、少し切ない。



.
< 197 / 357 >

この作品をシェア

pagetop