高野先生の腕のなか



どうしよう。どうすれば良い?


このまま動けないまま、五時間目が終わるまで待てって言うのか?


そんな、怖いこと。


でも、待つしかない。


不安でしょうがない気持ちをぐっと堪えて、私は覚悟を決めた。


その時、誰かの足音が聞こえた。



.
< 216 / 357 >

この作品をシェア

pagetop