高野先生の腕のなか



異性。


つまり、女性として、そういう対象として、山崎さんを見るってこと。


考えたこともなかった。


本当に馬鹿げた話だが、恋人の代わりなんてことをしておいて、本物になるなんてことは一度も考えなかった。



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