高野先生の腕のなか
Ⅲ.高野先生の腕のなか

+ 犯人の正体は




高野に送ってもらった次の日。


私は自分の靴箱の中を凝視していた。


中には、体育館シューズの片割れが入っている。


昨日、高野が見つけられなかったシューズだ。


更にその中には、ノートの端を破いたような紙切れが入っていた。


手に取り、たった一行のメッセージを読む。



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