高野先生の腕のなか



『高野先生に近づくな』。


すぐわかった。これは高野に好意を寄せる生徒が書いたものだということ。


高野に近づくと昨日のように痛い目に合う、とでも言いた気だ。


それと同時に、安心した。これは私への脅し。高野に危害を加えるつもりはないらしい。



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