高野先生の腕のなか



高野がカタカタとキーボードを叩く。


私は上から下に視線を巡らせ、プリントをチェックする。


前にもこんな事があった、と私は懐かしく思った。


高野のことを好きだと思っていたあの日。私は高野に告白してしまいそうになった。が、高野に遮られた。


高野はまた私を拒絶する…?



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