高野先生の腕のなか



HRが終わり、みんなは数学の準備をする。


あまりにも酷い顔をしていたのか、前の友達がまた振り向いて心配してきた。


「ちょっと、本当に大丈夫なの?」


「んん……」


大丈夫ではない。


そう言うわけにもいかず、頭を抱えるしかない。



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