高野先生の腕のなか



高野じゃなければダメなのだ。


他の誰でもなく、高野じゃなければ。


高野は目を冷やすための濡れタオルと、毛布をくれた。それから一時間休んでいなさい、と言って、保健室を出て行った。



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