高野先生の腕のなか



「それで、どうなの?好きなの?」


目を輝かせて聞いてくる三木先生に、私は俯いた。


高野を好きだと思っていた。……今日までは。


「…わかりません」


正直に話すと、三木先生は微笑んだ。



.
< 73 / 357 >

この作品をシェア

pagetop