高野先生の腕のなか



直に顔を見られなくて、目をそらす。


少し気まずいと思いながらも、断る理由もなく、頷いた。


「そ、そうだね」


リュックを背負って、自分の席に戻った神山くんに視線を送ると、神山くんも鞄を肩にかけてついて来た。



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