二人の壁は

下駄箱で靴を履いて校門へ向かう途中…


「葵くんッ!帰ろー?」

って言う可愛い声が聞こえて来た方を見る

可愛い女の子が葵の袖を引っ張りながら、葵を見つめてる


「いや…やっぱり今日は…」



その瞬間…葵と目が合った



あたしは、すぐ目を反らして急いで走り出しだ



後ろで何か聞こえた気がしたけど振り向かずに走った


想像してたより、自分の目で見ると


嫉妬とか独占欲とか…
葵の手を掴んで走り去ろうとか…

でも手を振り払われたら…とか

それを思ったら身体が勝手に走り出した


< 14 / 24 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop