◆小悪魔彼氏と~lovelife~◆
そして、今。
千璃君と保健室に居る。
先生が居なくて鍵が閉まってたんだけど、職員室から、千璃君が鍵を借りてきてくれたおかげで中に入ることが出来た。
でも、成り行きでとはいえ、二人きりの状況にドキドキして、私は、入り口の前に突っ立ったままだった。
「氷用意するから、座ってて」
「え、あ、うん」
曖昧に返事をして、傍にあった椅子に座る。
そして、手際よく動く千璃君の姿を見てた。
「よし、それじゃ足見せてね」
戻ってきた千璃君はそう言うなり、赤くなった足首に手を伸ばしてそっと触れた。
「っっ……」
ひんやりとした感触に体が反応してしまって、後ろに少し、仰け反ってしまった。
「少し腫れてるね。
冷やしておけばよくなると思うけど…」
そう言って、腫れた部分に氷をあてると包帯を巻いてくれた。
「これで良いかな」
「……有難う」
包帯を巻き終えて一息ついてる千璃君に、小さな声でお礼を言うのがやっとだった。
千璃君と保健室に居る。
先生が居なくて鍵が閉まってたんだけど、職員室から、千璃君が鍵を借りてきてくれたおかげで中に入ることが出来た。
でも、成り行きでとはいえ、二人きりの状況にドキドキして、私は、入り口の前に突っ立ったままだった。
「氷用意するから、座ってて」
「え、あ、うん」
曖昧に返事をして、傍にあった椅子に座る。
そして、手際よく動く千璃君の姿を見てた。
「よし、それじゃ足見せてね」
戻ってきた千璃君はそう言うなり、赤くなった足首に手を伸ばしてそっと触れた。
「っっ……」
ひんやりとした感触に体が反応してしまって、後ろに少し、仰け反ってしまった。
「少し腫れてるね。
冷やしておけばよくなると思うけど…」
そう言って、腫れた部分に氷をあてると包帯を巻いてくれた。
「これで良いかな」
「……有難う」
包帯を巻き終えて一息ついてる千璃君に、小さな声でお礼を言うのがやっとだった。