†黒ウサギの仕事†
僕はリーダーは僕と雷を試しているんだと思う。
学校という人間達が集まる中で、どんなに大切なものができたとしても、仕事をきちんと行う事ができるのかを……。
依頼された仕事はちゃんと行わなければいけないのだから…。
「お?どこの双子ちゃんかと思ったぜ」
「リ、リーダー!?今までどこに行ってたんですか?」
突然リーダーが帰って来たのだ。
「ちょっとね。璢維人、入学手続きとかそういうのどう?ちゃんと進んでる?」
「はい…。何とか終わらせました。明後日から転入生として通えますよ」
リーダーはニッコリ微笑み「ありがとさん」とだけ言い残し、部屋に戻ってしまった。
「最近、リーダー忙しいよね~」
雷は部屋に戻ったリーダーを見てそう言った。
「仕方ないよ。依頼とかまとめてるのはリーダーがほとんどやってるし」