†黒ウサギの仕事†
試練生活
「それより俺達が学校行くのって明後日なの!?」
「あぁ…しっかり頑張れよ」
明後日…。
仕方ない。これはリーダーからもらった使命の1つなのだから…。
「黒ウサギ、学校ではちゃんと偽名で呼び合うんだよね?」
「うん。僕は月也、雷は琉也だよ」
「分かった!」
「仕事上では黒ウサギだからね」
「うん!ちゃんと分けて使うように努力する!」
「あぁ。そうそう…。これリーダーから…」
そう言って璢維人は僕と雷に箱を渡した。
「何これ?」
僕は尋ねた。
「制服だって。指定のカバンも中に入ってる」
「これが制服?なんだか動きにくそうな服だね~」
雷は制服を手に取って服の生地などを見ている。
「制服を仕事がある時は着るなだってさ。血で汚されたら落ちにくいんだから…」
「うん。ありがとう璢維人」
僕は制服を自分の部屋に置いて、その日は早く寝る事にした。