†黒ウサギの仕事†
そしてその日の学校をなんとか終えて家に帰った。
家に帰ると璢維人がいつもより大量の資料をまとめていた。
「おかえり…」
「ただいま」
僕はソファーに座り、目を閉じた。
初日だから疲れが一気に出た。
「璢維人~。悪いけど飲み物何かちょうだ~い」
雷は椅子に腰かけてだらーんとしている。
「二人ともお疲れ様。どうだった?」
「俺もう無理~!やだよ~!殺しの方が楽しいもん…。学校嫌だぁ~…」
雷は今にも泣き出しそうな声でそう言った。
「よっぽど疲れたんだな…」
璢維人は僕にも飲み物を持って来てくれた。
「ありがとう璢維人。その資料の量…なんかあったの?」
僕はさっきから気になっていた大量の資料を見てそう言った。
「……お楽しみ」
璢維人はそう言って不気味に微笑んだ。