†黒ウサギの仕事†



それからと言うものの、隼人と言う人間は毎日のように僕達に話しかけて来た。





でも、僕達に毎日のように話しかける隼人に周りの人間は隼人を馬鹿者扱いしていた。




初めはそんなのどうでも良いと思っていた。



でも、僕達は知らないうちに隼人と打ち解けていた。





そんなのダメだってわかってる。



わかってるんだ。




雷だって十分わかってる。




だけれど…やっぱり自分には嘘をつけなかった。







家へ帰れば「殺し屋」としての自分がいて…。






学校へ行けば「高校生」と言う自分がいる。










本当の僕はどこ……?












どこに行ってしまったんだ……?









そんな事が毎日毎日続く。






これも……試練なの?

















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