†黒ウサギの仕事†
「最近、俺達の仕事が多くなって来た。警察も俺達の事探っているかも知れないからな」
リーダーは暗いその部屋で落ち着いた声で話す。
「見つかりませんよ…。俺達の情報管理は俺が守ってますから」
璢維人は相変わらずパソコンを操作しながらそう言った。
「璢維人は頼りがいがあるなぁ!これからも期待してるからな…」
リーダーはそう言ってどこかへ出かけて行った。
どうしたんだろう…。
何故こんなにも複雑な気持ちになるんだ…?
僕はココロを捨てた悪魔なはず…。
人間と呼べない人間なのか………?
「部屋に戻って休め…」
璢維人は立ちすくむ僕にそう言った。
「うん…」
僕は部屋に戻り、ベッドに顔をうずくめた。