期限付きの恋
「・・・もう一回、好きって言って」

「恥ずかしいから・・・いや」

春馬は笑って、私の頭を撫でた。

「冬子…」

春馬が、私の唇にそっと、自分の唇を重ねた。

顔が離れた途端、真っ赤になる私。

「やっぱ、お前かわいすぎ」

私を抱きしめながら、春馬が呟いた。

「・・・なんで、そんなに恥ずかしい事ばっかり言うかな」

「ホントの事だし」

「・・・春馬」

「ん?・・」

「好きだよ」

「オレも、好きだよ」

やっと、私たちの、気持ちは一つになった。
< 26 / 45 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop