期限付きの恋
私たちは、期限のない恋人になった。

これから毎日また一緒にいられると思ってた。

・・・文化祭の日までは。


文化祭も後半に近づき、私と春馬は、二人で文化祭を回ることにした。

「ここはいる?」

「・・・ここはイヤ」

断固拒否する春馬。

「どうして?」

「・・・ウザイ女がいるから」

「??」

「お前と付き合う約束した時、ウザイ女がいるって言ったじゃん」

「・・・うん」

「そいつの、クラスなんだ」

「・・・そっか。じゃあ、他行こう」

私たちが廊下を歩き出した時だった。

「春馬」

女の子が声をかけた来た。
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