天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
「貴様…」

口調こそいつも通りだが、旦那の隻眼は細められていた。

まさか天神学園一の問題児から、祝福される日がこようとは。

「オラッ、おめぇらも何アホ面晒してんだ!飲み物注げ!全員に行き渡ったか?」

いきなり花見の席を仕切り始める龍太郎。

何偉そうにしてんだとか、すぺさるばかの分際で俺様より目立ってんなヒャッハーとか、疾風や溝出が口出しするのも他所に。

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