天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
「撫子先輩みたいなのを、花より団子というのです」

寧々が呟く。

「あ、寧々ちゃんそれは心外だなぁ、私だって桜も楽しんでるよ?」

撫子が反論。

まだ残っている薊のスイーツをモグモグしている口で言う事か。

「でも底なし胃袋の撫子ちゃんもいいっ!」

ドサクサに紛れて撫子に抱きつく薊。

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