天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
美味しいもの食べられたし、桜も綺麗だし、みんなとの会話は楽しいし。

やっぱり花見に参加してよかった。

『今日は』何事もなく平穏無事に終わりそうだし。

満面の笑みを浮かべる撫子。

…しかし、それは突然やって来た。

「お?」

雛菊が顔を上げる。

「どうしました?雛菊さん」

こはくが気付く。

「いや…あっちの空の方で何か光ったような…」

「流れ星じゃないか?」

呟く疾風。

「流れ星にしては光が大きいような…」

訝しがる雛菊達の目の前に。

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