天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
(やっばぁ…)

その光の玉を見て、顔色が悪いのは撫子である。

何故ならこの光の玉は、彼女のよーく見知った知り合い。

この光の玉は。

「出番だよ!魔法少女ラブリーピンクッ!」

撫子に魔法の力を与えた、妖精なのだから。

「ラブリーピンクッ?」

雛菊の瞳が、100万ボルトの輝きを放つ。

「何ですか?ラブリーピンクって?」

「知らないんですか?こはく先生。最近ローカルニュースで話題になってる、フリッフリのピンクの衣装に縦ロールのフワッフワの髪の女の子です」

寧々が説明する。

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