天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
機材といっても、割と小型。

家庭用据え置きゲーム機くらいの大きさだろうか。

「何ですかそれ…PS3?」

軽いボケを見せる寧々。

「いやいや、どう見ても違うだろ」

裏手でツッコむ疾風。

「これは『次元転送装置』…の試作型だな」

「……!」

そばで談笑しつつ話を聞いていた龍太郎が、僅かに表情を変えた。

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