天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
「てめぇえぇ、発明馬鹿ゴルァァアアッ、粉々になっちまったじゃねぇかぁっ、お願いだから骨拾って組み立てて下さいっ」

物凄く強気でお願いする腰掛けを他所に。

「本来の目的は超高機動じゃないんだけどな、あの装置」

疾風は素知らぬ顔でドリンクを口にする。

「じゃあパワードスーツに取り付けて、強化するの?」

撫子が問いかけるが。

「いや、それも違う」

首を横に振る疾風。

そんな中。

「『アイツ』の為だろ?」

意外にも正解を口にしたのは龍太郎だった。

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