天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
午前11時。
「よーっす、龍太郎場所取りご苦労♪」
雛菊と色白男子が天神公園に出向くと。
「ガチガチガチガチガチガチ」
丹下 龍太郎(たんげ りゅうたろう)が寒さで震えていた。
昨夜から今朝にかけて、猛吹雪。
龍太郎はそんな中一人でこの場を死守していたらしい。
夜も暖かいと聞いていたので、上着も持たずに来たものだから、長袖Tシャツとジーンズのみという自殺行為だ。
「雛菊てめぇ…俺を殺す気か…」
「だいじょぶだいじょぶ、馬鹿は風邪引かない♪」
「アホの子が言うなっっっ!」
「はいはい、怒鳴っちゃ駄目だよ龍太郎」
手作り花見弁当をトンと置いた雛菊は。
「はい、場所取り終わったから、もう龍太郎用済み。帰って帰って」
「場所取るだけかよっ!」
雛菊ひでぇ。
「よーっす、龍太郎場所取りご苦労♪」
雛菊と色白男子が天神公園に出向くと。
「ガチガチガチガチガチガチ」
丹下 龍太郎(たんげ りゅうたろう)が寒さで震えていた。
昨夜から今朝にかけて、猛吹雪。
龍太郎はそんな中一人でこの場を死守していたらしい。
夜も暖かいと聞いていたので、上着も持たずに来たものだから、長袖Tシャツとジーンズのみという自殺行為だ。
「雛菊てめぇ…俺を殺す気か…」
「だいじょぶだいじょぶ、馬鹿は風邪引かない♪」
「アホの子が言うなっっっ!」
「はいはい、怒鳴っちゃ駄目だよ龍太郎」
手作り花見弁当をトンと置いた雛菊は。
「はい、場所取り終わったから、もう龍太郎用済み。帰って帰って」
「場所取るだけかよっ!」
雛菊ひでぇ。