天神学園高等部の奇怪な面々ⅩⅧ
新ハレンチ女王・浦沢 薊
春とはいえ、まだ時折冷たい風が吹く事もある天神公園。

「っくちゅっ!」

雛菊が猫みたいなクシャミをする。

「っ!ほら雛菊ちゃん、いつまでもそんな格好してるからですよっ!」

色白男子が着ていた上着を脱いで、雛菊の肩にかける。

てかお前いつまでヒモビキニだアホの子。

「えへへっ、秋帆君優しー♪」

ゴロニャンと甘える雛菊。

とはいえ、海でもプールでもない場所でこの時期に水着とは、露出狂以外の何物でもない。

< 81 / 146 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop