譲る葉
「…お母さん?」
声を出しても届くはずがない。
今の私は幽霊のようなものなのだから。
だから、見ているしかない。
何だろう…
前よりも元気がなくなった気がする。
小さくなった…と言ったほうが正しいのかもしれない。
入院してたときよりも、一回り小さく
痩せ衰えた身体。
どうして?
もう、何も心配事も厄介事も無くなったはずなのに。
これからは少しの貯金と
また、パートに復帰できたら
それでゆっくり、自分のために過ごせるのに。
声を出しても届くはずがない。
今の私は幽霊のようなものなのだから。
だから、見ているしかない。
何だろう…
前よりも元気がなくなった気がする。
小さくなった…と言ったほうが正しいのかもしれない。
入院してたときよりも、一回り小さく
痩せ衰えた身体。
どうして?
もう、何も心配事も厄介事も無くなったはずなのに。
これからは少しの貯金と
また、パートに復帰できたら
それでゆっくり、自分のために過ごせるのに。