予告編
虎神が言った。

「誰が、戦いを好む?誰が、人を殺したいと思う?誰が、戦争を望んだりする?


 だが、あいつらは・・・アトランテは、我々から、多くのものを奪いすぎだのだ。


 我々から、財産を奪った、富を奪った、住居を奪い、権利を剥奪した!

 
 誰が、戦いを望む?誰が、戦争を好む?


 しかし、戦うしかあるまい!

 生きるために!我々が、虎神が虎神であるために!!あいつらから奪われた物を、奪い取るしか我々が、生きる道は無いのだ!!」






アトランテが言った。

「悪魔がいるとしたら、虎神の他においてない。


 あいつらは、自らを正義と偽り、私たちの兄弟を殺した!


 愛すべき家族を殺した!


 罪なき多くのアトランテの民を殺した。


 報復は必要だ!


 彼らにも分からせて必要があるのだ!


 奴らに鉄槌を!正義の鉄槌を下すのだ!!」




 

 さぁ、戦争だ!!

 戦争が必要だ!

 生きるために!

 自分たちが、自分たちであるために、戦うことが必要だ!


 

 だけど、覚悟をしろ。


 引き金を引くのは、国ではない。

 軍でも、ましてや正義などと、抽象的なものではない。

 引き金を引き、命を奪うのは、他でもない、おまえ自身なのだ・・・。



 

  
< 2 / 4 >

この作品をシェア

pagetop