はらり、ひとひら。


ひとりで生きていくしかない、そう思った。


「全部っ、全部…お前らが悪いんだ…!」


妖。


「お前らが見える所為でオレは…」


居場所なんてどこにもない。この世界のどこにもないなら、世界がオレを許さないなら…


「絶対、許さない」


必ず、復讐してやる。


お前らにも、オレと同じくらい。



いや、オレより 酷い苦しみを、お前らに与えてやる。いつかその日を待って、それまで生きてやる。



居場所がないなら自分で作ればいい。落ちるところまで落とされても、這い上がっていってやる。



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