はらり、ひとひら。
四葉にそっくりな模様。全身真っ白な毛色なのに、その部分だけ濃い緑色をしていた。つんとそこを撫でると気持ちいいのか鳥は目を細めた。
…あ。そういえば、意識戻ったけど、一応病院連れて行った方がいいかな…
母さんにはどうやら夕飯前に姉ちゃんから話を通してくれたらしく、半ば呆れていたが「しっかりちゃんと世話できるならよし」と了承を貰った。
「病院行くか?」
撫でて問うと信じがたいことに鳥は首をぶんぶん横に振った。え。すごい、人の言葉わかるのかこいつ…!!
「病院怖い?」
頷く。
「人間は嫌い?」
少し間をおいて、横に。
「あははは、すごいやお前!」