はらり、ひとひら。
「い゛っ!?」
クラス中が笑いに包まれる。
隣の席の子に「大丈夫…?」と心底心配そうに言われ笑うしかなかった。心は泣いてるけど。
「うええ…恥ずかしい」
イスにハイスピードで腰掛ける。正直消えていなくなりたい。三年間のスタートダッシュ最悪すぎでしょう…!
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「じゃあ、また明日元気に登校するように!明日からよろしくなっ」
蜂蜜色の髪を揺らして、矢野先生は爽やかな笑顔でそう言った。
「はぁぁあ・・・」
下校時間だけどまださっきの失敗を引きずっている。ほんと何やってんだろ自分・・・。
恥ずかしすぎて穴があったら埋まりたいよ…。