[完]大人の恋の始め方
もちろん、そのドラマ自体も面白くて、食い入るように見てしまった。
その後のドラマも立て続けに、流れで見てしまう。
気付けば、もう12時近くになっていた。
「ヤバい、もうこんな時間かぁ~」
あたしは、急いでお風呂に向かう。
だって、夜更かしって身体とお肌に悪いんでしょう?
やっぱり女の子なら、お肌は綺麗でいたい。
あたしは、バスタブに浸かった瞬間、着替えを忘れた事に気付いた。
下着すらない。
でも、どうせ誰もいないし!
あたしは、得に何も考えずに、身体を暖めた。
しばらくして、お風呂を出て、脱衣所でタオルを身体に巻く。
誰もいないって言っても、やっぱり気が退ける。
自分の部屋に行くには、リビングを通って行かなければならない。
あたしは、水が床に落ちないよう、髪の毛も上げた状態でリビングに入った。
だが、それは、良く考えるべきだった。