ほっと一息する時に【短編集】
「行かないでっ…!!」
何故、止めるんだ。
法子……先生なら必ず背中を押してくれると思ったのに。
「好きなの……!!
私、剛が好きなの!!」
――――…え?
「生徒に手は出せないから……ずっと色んな人と付き合ってきた…
でも…やっぱり剛が居なくなるのは嫌……
どれだけ蔑まれても良い…行かないで………」
なんだ…そうだったのか…
そうか、それなら。
それなら俺は。
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