ほっと一息する時に【短編集】


「水くさいぞ、剛。
お前彼女居たんだな。」




うるせー
ついこの前手に入れたんだよ。




「…おいで。法子。」


「…何よ、生意気に……」




そうブツブツ文句を言いながらも俺の傍に来てくれた。




「法子、俺は見た目はまるで熊みたいでバカで怪力だ。
それでも俺が好きか?」



「……いきなり何よ…
好きで悪い?」




本当にコイツ年上かよ。




「ぶはっ……」


「なっ……!!
笑うなんてっ…ひどい!!」
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