ほっと一息する時に【短編集】
ああ、何しても可愛くしか見えない。
「法子、大好きだ。
俺の傍に居てくれ。ずっと。」
「な、な、な、…何でこんなおおっぴろげに言うのバカっ!!バカっ!!」
殴られた所がじんじん傷口に響くが今は…いいか。我慢しよう。
少し心地いいから。
「俺がバカなのは今更だろ?
ほら、返事は?」
「居るわよ、ずっと!!
離れてって言われても離さないから!!バカ!」
「そりゃあ光栄だ。」
キスをしたら殴られた。
入院が一週間伸びたけど、気にしない。
なかなか俺の人生も捨てたもんじゃないだろ?