ほっと一息する時に【短編集】


「あなたからピタリとメールがやんだとき、兄は悲しく微笑んでいました。…心配していたのだと思います。」




「…………」




「そして、兄は眠る様に携帯を握りしめたままこの世を去りました…」




「………じゃあ私が送ったメールは彼は見ていないの?」




「えぇ。」
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