ほっと一息する時に【短編集】


「………あれ、真城は?」




室内が暗いせいか、真城を見失ってしまった。




「さぁ?先に出ちゃったんじゃない?それよりこのワニ見てよー霧くーん。」




「あぁ、どれ?」




そう言いながらも俺の足は自然と速まっていた。
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