ほっと一息する時に【短編集】


今日こそは彼女に告白するつもりでいる。




「遊園地行こう!」




彼女は俺の腕をぐいっと引っ張り家から引きずり出した所で掴んでいた腕を離した。


……離さなくて良いのに。




「コーヒーカップ乗ろうね!」




遊園地に着くや否やそんなことを言った。


俺は緊張してろくな返事が出来ない。
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